はじめに
鍼灸治療、東洋医学、という言葉から連想されるのは言葉通りアジア圏のイメージが多いですよね。
ですが今、鍼灸の輪は世界へ広がっています。
世界における鍼灸の普及と認識
世界的な健康法としての鍼灸の普及は、多くの国々で注目を集めています。
さまざまな病気や体の不調に対する自然療法として、鍼灸は古代の東洋から今日に至るまで存続し、その有効性により多くの人々から認知されているのです。
国際的な鍼灸の認知度の増加
鍼灸が国際的に注目されるようになったのは、その歴史が古くから続いている東洋医学の一環として、現代の医療にも効果が見いだせるからです。
西洋医学とは異なるアプローチでありながら、疑いから開始された研究でもその効果が科学的に実証されてきました。世界各国の医療機関や研究所では、鍼灸に関する臨床試験が行われ、その結果は学会や専門誌で発表されるようになりました。
このような学術的な動向が、一般の人々の間でも鍼灸に対する理解と関心を深めることに繋がっているのです。
異文化間の東洋医学交流
東洋医学の知識と技術が国境を越え、世界中に広まるにつれて異文化間の交流も活発になりました。
既に多くの国で東洋医学と西洋医学を組み合わせた治療が普及しており、その中でも鍼灸は重要な役割を担っています。鍼灸師は国際的なセミナーやワークショップを開き、その技術と知識を世界中の医療従事者と共有しています。
また、医療機関や教育機関が提携を結び東洋医学のプログラムを設けたり、特定の治療法について共同研究を行うなどして、知識の交換が行われています。
WHOによる鍼灸の評価
世界保健機構(WHO)は、鍼灸を含む伝統医学の重要性を認識し、その利用を推進しています。
2002年に発表された「伝統医療戦略」では、鍼灸が安全で効果的な治療方法であると認められ、メンバー国に対してその積極的な取り入れを促しています。
加えて、多くの伝統的な鍼灸技術がWHOの公式なガイドラインにも取り上げられ、国際的な製造基準や安全ガイドラインが確立されています。
これにより鍼灸の信頼性はさらに高まり、多くの人々に受け入れられつつあります。
おわりに
私はエステティシャンとして、INFAとCIDESCOの国際ライセンスを取得しています。
実際に国際ライセンスとして活用しているかと言われれば、活用はできていませんが・・・活動の幅が広がること、専門的な知識と技術を有しているという証明になるとは思っています。
ただこちらもあまり日本で広く認知されているわけではないので、活用しきれていないのが現状です。
資格名を伝えたところで、そんな資格あるんだ〜という程度で、いまいち凄さが伝わらないんですね。この資格も、週5日2年間重い荷物抱えて通ってみっちり座学実技を一生懸命受けてとった資格なんだけどな・・・
自分の当たり前が当たり前じゃないっていうのは年々痛感していきます。
これらの資格を取ることによる付加価値や、資格の重要性とともに鍼灸治療とともに広めていけたらいいな。